
何かと話題に挙がることの多くなってきたNFTですが、売買ができるということは知っているけれど、どこで売買をすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NFTの売買ができる取引所(NFTマーケットプレイス)13選をそれぞれの特徴とともにご紹介します。
この記事を読み終えることによって、NFTマーケットプレイスを選ぶ際の判断材料を得られるので、この機会にNFTの売買を始めてみましょう。
この記事は、
NFTの教科書
ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来
天羽健介 (著), 増田雅史 (著)
を参考にしておりますので、もっと詳しく知りたいという方は手に取ってみることをおすすめします。
目次
NFTとは
NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、ノンファンジブルトークンと読みます。
日本語だと、非代替性トークンとか、代替不可能なトークンという意味ですね。
代替不可能といっても分かりにくいので、まずは代替可能なトークンについて考えてみましょう。
代替可能なトークンとは、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産(仮想通貨)のことを指します。
例えば、AさんとBさんが1ビットコインずつ持っていたとしましょう。
それぞれの1ビットコインは貨幣の取り扱いと同様に、当たり前ですが同じ価値を持っています。
なので、AさんとBさんの1ビットコインを交換したとしても何ら問題はありません。
希少なシリアルナンバーを持っている場合などを除き、誰かと1万円札を交換したとしても何も問題はないですよね。
それと同様です。
このように、貨幣と同様の性質を持っていて代替可能なデジタル資産、つまり替えの利くトークンのことをFT、もしくはFungible Token(ファンジブルトークン)と呼びます。
代替可能なトークンに対して、替えの利かない固有で唯一無二のトークンを代替不可能なトークンと呼びます。
代替不可能なトークンを「固有なデジタル資産」と読み替えるとより分かりやすいですね。
これまで、デジタルデータはいくらでも完全なコピーが可能であるため、資産たりうることはありせんでした。
しかし、NFTの仕組みを利用することによって、デジタルデータが固有の価値を持てるようになり、現実世界の美術品や骨董品と同様に資産として扱われるようになったということですね。
ブロックチェーンとは
NFTやFTでは、どちらもブロックチェーンの技術が利用されています。
ブロックチェーンについて知ることでNFTをより深く理解できるので、この章では「ブロックチェーンとは」の部分について話をします。
ブロックチェーンとは、簡単にいうと「管理者の存在しない台帳」のことをいいます。
ネット上におけるデータ管理といえば、管理者のみが権限を持つ、いわば中央集権的なデータ管理が主体です。
データセンターと呼ばれる場所で、少数の管理者によって集中的に管理される場合がほとんどだったんですね。
それに対して、ブロックチェーンは全く逆の方法をとっており、データ、つまり全ての取引が記録された台帳は分散して管理されていて、これまででいう管理者は存在しません。
また、全ての取引記録は公開されているので、興味のある方はBlockchain.comで確認してみましょう。
ブロックチェーンでは、10分ごとの取引記録をまとめたものをブロックとよび、このブロックを最後尾に追加することで台帳が更新されます。
更新後の最新バージョンの台帳は一ヶ所で管理されるのではなく、P2P(ピア・ツー・ピア)ネットワークを用いて複数のマシンで分散して管理されています。
どこかのマシンで台帳の更新が行われた場合、他のマシンがその新たな台帳を検証することで、安全性を確保しています。
要するに、これまで1か所で管理されていたデータを「ユーザーのみんなで分けて管理しようよ」という非常に民主的なデータ管理の方法がブロックチェーンですね。
台帳を管理する全てのユーザーの権限は平等であり、管理者権限といった強い権限を持つものがいないため、この記事ではブロックチェーンを「管理者の存在しない台帳」と表現したというわけです。
ここまでがブロックチェーンの技術的にどのような仕組みになっているのかの部分で、ここからは、ブロックチェーンの持つ特徴について解説します
ブロックチェーンの持つ特徴は大きく分けて3つあります。
1つ目は、コピーや改ざんが事実上不可能ということです。
ブロックチェーンは、不特定多数のマシンで同じ台帳を保存し、互いに検証しあうことによって安全性を確保しています。
仮に台帳を持つ誰かがコピーや改ざんを行った場合、その人の台帳だけ別のものになってしまいますよね。
そんなのすぐにばれてしまうということは明白です。
2つ目は、価値そのものを移転できるということです。
これは、国際送金の場合を考えると分かりやすいですね。
現状、世界の銀行が主に利用しているSWIFT(スイフト、国際銀行間通信協会)の提供するシステムは、巨大なデータベースに送金データを記録する中央集権的なシステムです。
送金データは複数の銀行を中継しバケツリレー形式で送られるため、手数料やコストが高くなってしまいます。
それに対してブロックチェーンを使った送金では、台帳に送金データが記録されるだけなので、どこかを中継することなくダイレクトに送金できますよね。
銀行を介した国際送金においてはデータの付け替えが行われただけですが、暗号資産においては価値そのものが移転したといえるでしょう。
3つ目は、追跡可能であるということです。
すべての取引記録が公開されているということは、追跡が可能ということになります。
これはNFTとからめると分かりやすいのですが、例えばアーティストがデジタルアート作品をNFT化して販売したとします。
このNFTは非常に人気があり転売が繰り替えされました。
このとき、転売元と転売先、金額などといった転売の情報はすべてブロックチェーン上で管理されており公開されています。
そのため、作者のアーティストが転売の度にロイヤリティーを受け取るといった仕組みを容易に構築できます。
NFTマーケットプレイスとは
NFTマーケットプレイスとは、NFTを売買するための取引所のことをいいます。
NFTが持つ技術的な特徴をみてみると、非常に親和性の高いコンテンツが自然と浮かび上がってくるかと思います。
それは、著作権の発生するあらゆるデジタルコンテンツです。
例えばデジタルアートをNFTとして発行すれば、「1点もの」や「数量限定」といった付加価値を付けることができます。
また、先程もいいましたが、NFTの売買においては、転売のたびに作者にロイヤリティーが支払われるような仕組みも容易に実現できます。
このようにその親和性の高さから、現状では、デジタルアートやトレーディングカード、ゲーム内アイテムといったNFTがマーケットプレイスで盛んに取引されています。
では、現状取引されているNFTはどのようにカテゴリ分けできるのか、次の表にまとめます。
カテゴリ名 | 内容・主なサービス |
---|---|
コレクティブル | 主に収集を目的とし、希少性に価値を持たせたNFT |
スポーツ | 実在のスポーツ選手や試合の画像や映像を使ったNFT |
アート | アーティストが作成したデジタルアート作品をNFT化したもの |
ゲーム | ブロックチェーンゲーム内のアイテムやキャラクターをNFT化したもの |
メタバース | 仮想空間内の土地や建造物、アイテムをNFT化したもの |
その他 | その他、保険やドメインなど様々な付帯サービスのあるNFT |
この表のように、単にNFTといっても様々な種類があるので、当然、NFTマーケットプレイスによって取り扱うNFTが異なります。
次の章以降、取り扱うNFTの種類に加えて、NFTマーケットプレイスごとの特徴もあわせてご紹介していきます。
国内のNFTマーケットプレイス
Adam byGMO
公式サイト:https://adam.jp/
決済方法:ETH(イーサリアム)、銀行振込、クレジットカード
アカウント登録:必要
ウォレット:MetaMask(ETHで支払う場合は必要)
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:500円〜
Adam byGMOは、GMOインターネットグループ傘下のGMOアダム株式会社が2021年8月31日にサービスを開始したNFTマーケットプレイスです。
アートやイラスト、音楽、トレーディングカード、コレクティブルなど幅広いジャンルのNFTを取り扱っています。
Adam byGMOの最大の特徴は、YouTuberのヒカルさんやミュージシャンの小室 哲哉さん、音楽家の坂本 龍一さん、漫画家・東村アキコさんといった著名人によるNFTを取り扱っているという点です。
その他にも、多くのファンを持つ漫画家さんやイラストレーターさんが多数出品されています。
審査では、クリエイターとしての経歴が分かるURLの記入が必須となっていて、クリエイターとしての参入の障壁は高いように感じます。
このように誰でもがNFTを出品できるわけだはなく、審査を通ったクリエイターのみがNFTを販売しているため、質の高いNFTを購入できます。
イーサリアムでの支払いだとガス代がかかりますが、銀行振込やクレジットカードの場合はかかりません。
著名人や有名人、漫画家さん、イラストレーターさんによるNFTに興味がある方におすすめです。
Coincheck NFT(β版)
公式サイト:https://coincheck.com/ja/nft
決済方法:BTC、ETH、LSK、XRP、XEMなど
アカウント登録:必要(Coincheckでの口座開設が必要)
ウォレット:MetaMask
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0.02ETH(約7,158円)〜
Coincheck NFTは、国内大手の暗号資産取引所「Coincheck」の中に併設された日本ではじめてのNFTマーケットプレイスです。
最大の特徴は、Coincheckの口座に預けている暗号資産でそのまま決済ができる点ですね。
Coincheckで上場している数多くの暗号資産での決済が可能で、出品・購入にかかるネットワーク利用料(ガス代)が無料です。
なお、ガス代が無料なのはCoincheck NFT内での取引においてのみのため、Coincheck NFT内への入庫、もしくはCoincheck NFTからの出庫する場合はガス代が必要です。
ゲームやスポーツ、メタバースなどの様々なジャンルのNFTを取り扱っており、2022年1月時点で「CryptoSpells」「The Sandbox」「NFTトレカ」「Meebits」などがラインナップされています。
Coinchek NFTでは、「CryptoSpells」や「The Sandbox」といった決まったタイトルのNFTのみ取引可能なので、自身の作品を出品することはできません。
Coincheck NFTを利用するためには、Coincheckでの口座開設が必須なので、暗号資産取引所の口座をまだ持っていない方におすすめです。
あと、日本語対応でガス代が無料であるという点を考えると、NFT初心者の方にもおすすめです。
HABET
公式サイト:https://habet.me/
決済方法:クレジットカード
アカウント登録:必要
ウォレット:必要なし
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:100円〜
HABIT(ハビット)は、UUUM株式会社のグループ会社であるFORO株式会社が、新規サービスとして2021年の夏に開始したデジタルトレーディングカード専門のNFTマーケットプレイスです。
取り扱うNFTは、トレーディングカードのみです。
人気YouTuberの「はじめしゃちょー」や「フィッシャーズ」がNFTを出品している他、吉本興業株式会社による芸人さんの画像であったり、グラビア画像、イラスト、アートなどジャンルは様々です。
安いもので100円からNFTを購入でき、クリエイター権限の申請によってカードを発行・出品できるので、クレジットカードさえあれば気軽に始められます。
HABITでは、次世代のブロックチェーン技術である「HAZAMA」を基盤とすることによって、NFTの発行手数料が無料となっています。
miime
公式サイト:https://miime.io/ja
決済方法:ETH、クレジットカード
アカウント登録:必要なし(ウォレットの接続のみ)
ウォレット:MetaMask(PC)、Torus(PC、モバイル)など
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0.0005ETH(約178円)〜
miime(ミーム)は、世界で初めて日本円での決済を導入したNFTマーケットプレイスです。
コインチェック株式会社のグループ会社であるコインチェックテクノロジーズ株式会社が運営しています。
「Crypto Spells」や「The Sandbox」といったブロックチェーンゲーム関連のNFTのほか、スポーツやアートといったNFTを取り扱っています。
miimeでは、「CryptoSpells」や「The Sandbox」といった決まったタイトルのNFTのみ取引可能なので、自身の作品を出品することはできません。
執筆時点では9種類のタイトルのNFTのみ取引が可能です。
「Crypto Spells」や「The Sandbox」といったブロックチェーンゲームをプレーしている方や日本円で取引をしたい方におすすめですね。
nanakusa
公式サイト:https://nanakusa.io/
決済方法:ETH、Matic、クレジットカード
アカウント登録:必要なし(ただしクレジットカード決済の場合はメールアドレスの認証が必要)
ウォレット:MetaMask
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:5MATIC(約1,033円)〜
nanakusa(ナナクサ)は、株式会社スマートアプリが2021年4月26日にローンチした日本発のNFTマーケットプレイスです。
取り扱うNFTは、ブロックチェーンゲームなどのパートナー事業者が発行するNFTとnanakusaの公認クリエイターが発行するNFT(アートや写真など)の2種類です。
そのため、NFTの質は高めであり、日本人のクリエイターが多い印象です。
最大の特徴は、Maticでの決済にに対応している点ですね。
イーサリアムでの決済の場合、基本的にはガス代がかかります。
執筆時点において約48ドル(約5,526円)ですね。
しかし、Polygonネットワーク独自の暗号資産であるMaticを決済に使えば、ガス代がほとんどかからないため、nanakusaは、Maticで決済をしたい方におすすめですね。
NFTStudio
公式サイト:https://nft-studio.com/ja
決済方法:クレジットカード
アカウント登録:必要なし(ただし購入時に名前とメールアドレスの入力が必要)
ウォレット:MetaMask
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:100円〜
NFTStudio(エヌエフティースタジオ)は、ブロックチェーンゲームやNFTサービスの開発を行うCryptoGames株式会社が2021年3月22日にスタートしたNFTマーケットプレイスです。
アートやイラストのNFTがほとんどで、特に美少女のキャラクターが描かれたイラストや幻想的なアートが多い印象です。
NFTStudioは、Polygonネットワークを基盤としていますが、支払い自体はクレジットカードでアカウント登録も必要ないので、MetaMaskとクレジットカードがあれば簡単に取引を始められます。
クリエイターとして一次販売をするためには、審査に通る必要があり、全体的にNFTの質が高い印象です。
キャラクターが描かれたNFTをお探しの方におすすめです。
ユニマ
公式サイト:https://market.uniqys.net/
決済方法:クレジットカード、銀行振込
アカウント登録:必要(Goolgeアカウントとの連携が必要)
ウォレット:必要なし
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:全てが取引がオークション形式
ユニマは、モバイルゲーム事業(駅メモ!、アワメモ!など)を手掛ける株式会社モバイルファクトリーのグループ企業である株式会社ビットファクトリーが2021年7月にスタートしたNFTマーケットプレイスです。
他のマーケットプレイスとは取り扱うNFTが異なっていて、アートやイラストではなく、何かしらのプロジェクト込みのNFTを販売しています。
例えばユニマでは、自社サービスである「駅メモ! Our Rails」というスマホのブラウザゲームの中の「駅」が販売されています。※現在は販売終了となっています。
ユーザーが駅でイベントを開催し他のユーザーを集めることができるのですが、その際、主催者がイベントを行うための利用料の一部を駅のオーナーが受け取れるといった仕組みとなっています。
他にも、有名TikTokerとのTikTokコラボ撮影権であったり、女優の「のん」さんの創作したアートの一部の購入することで、その利益の全てが東北支援のために寄付される、といった形式のNFTが販売されています。
海外のNFTマーケットプレイス
Binance NFT
公式サイト:https://www.binance.com/ja/nft/home
決済方法:BNB、ETH、BUSD
アカウント登録:必要(Binanceでの口座開設が必要)
ウォレット:MetaMask(Binanceの口座から決済する場合は不要)
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:1.8BUSD(約208円)〜
Binance NFT(バイナンスエヌエフティー)は、海外の大手暗号資産取引所Binance(バイナンス)が2021年にスタートしたNFTマーケットプレイスです。
取り扱っているNFTは、コレクティブルやアート、トレーディングカードなどで、Binance NFTを利用するためにはBinanceの口座が必要です。
Binance NFTでは、バイナンススマートチェーンとイーサリアムの両方のチェーンでNFTを発行することができ、さらにこの2つのブロックチェーン間を移転させることもできます。
Binnce NFTの特徴は、大手暗号資産取引所の知名度を利用した集客力ですかね。
買う方も売る方もユーザーが多ければ多いほど取引が活発になり、そこにはより良いNFT市場が生まれるでしょう。
現状、Binanceが提携を結んだクリエイターのみがNFTを出品できます。
Foundation
公式サイト:https://foundation.app/
決済方法:ETH
アカウント登録:必要なし
ウォレット:MetaMask、WalletConnect
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0.1ETH(約36,019円)〜
Foundation(ファウンデイション)はアート系NFTを中心に展開しているNFTマーケットプレイスです。
Foundationの特徴は、クリエイターとしてNFTを出品するためには、既存クリエイターから招待をもらう必要があるというところですね。
招待をもらうためには、作品に一定のクオリティが求められるため、Foundationで出品されている作品は一定のレベルが保たれています。
クオリティは高いですが、その分価格設定が高額です。
そのような理由から、Foundationでは、他のマーケットプレイスより作品が売れやすかったり、高額で取引されやすいといった特徴もあります。
「Ado」や「Eve」、「キズナアイ」らとコラボレーションを実施してきた、ケイゴイノウエがアート作品14点をFoundationへ出品し、日本では話題となりました。
すべての取引がイーサリアムブロックチェーンを利用しているためガス代がかかってくるということもあり、正直、上級者向けという感じです。
Nifty Gateway
公式サイト:https://niftygateway.com/
決済方法:ETH、クレジットカード
アカウント登録:必要
ウォレット:MetaMask
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:35ドル(約4,047円)〜
Nifty Gateway(ニフティゲートウェイ)は、米暗号資産取引所Geminiの子会社であり、自社サイトにNFTマーケットプレイスが併設されています。
Nifty Gatewayでは、世界的な著名人や有名人によるNFTの販売が行われた実績があり、Paris Hilton(パリス・ヒルトン)やEminem(エミネム)、Mick Jager(ミック・ジャガー)などが販売したNFTはいずれも完売し、Paris Hiltonの「ICONIC CRYPTO QUEEN」は1億円の値段をつけて落札されました。
NFTの購入および二次販売は自由に行なえますが、自身の作品を出品するためには、事前審査が必要です。
Nifty Gatewayに出品されている作品はどれもクオリティが高く高価なものが多いため、審査は非常に厳しいだろうという感じですね。
上記の他にも有名なアーティストの作品が多数出品されていますので、好きなアーティストのNFTが出品されているかどうか確認してみるといいでしょう。
OpenSea
公式サイト:https://opensea.io/
決済方法:ETH、ETH(Plygon)など
アカウント登録:必要なし
ウォレット:MetaMask
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0ETH(ガス代のみ)
OpenSea(オープンシー)は世界で最も利用されているNFTマーケットプレイスです。
コレクティブルやアート、ゲームアイテム、スポーツなど様々なジャンルのNFTを取り扱っています。
また、ユーザーが自由にNFTを発行することができるという点が魅力であり、NFTを気軽に販売してみたいという方におすすめです。
OpenSeaで使える主要な仮想通貨はイーサリアムで、Polygonネットワークを利用したイーサリアム(Polygon版イーサリアム)の利用も可能です。
Polygon版イーサリアムでの売買であればガス代はほとんどかからないので、NFTを始めてみたいという方は、Polygon版イーサリアムでのNFTの売買から始めるといいでしょう。
以前の記事で、日本円からPolygon版イーサリアムを取得し、OpenSeaで売買を始める方法を解説しているのでリンクを貼っておきます。
ガス代と手数料をなるべく抑えて、OpenSeaでNFTの売買を少額で始める方法
Rarible
公式サイト:https://rarible.com/
決済方法:ETH、XTZ(Tezos)、Flow(FLOW)
アカウント登録:必要なし
ウォレット:MetaMask、Torus、Mobile Wallet
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0.001ETH(約362円)〜
Rarible(ラリブル)はアート系のNFTを中心に取り扱っているNFTマーケットプレイスです。
NFTを購入できるだけでなく、NFTの発行機能も搭載されているので、誰でも自由にデジタルアートをNFTとして出品できます。
また、RaribleはRARIという暗号資産を発行していて、Raribleで取引をすると報酬としてRARIがもらえます。
NFTを売ったり買ったりすると暗号資産がもらえるというのは、面白い取り組みですよね。
さらに、RARIはガバナンストークンとも呼ばれていて、RARIを持つことで、RARIの利用方法に関係する事案やNFTの展示方法、展示する作品を選ぶ権利を持つことができます。
Raribleではもともとガス代が必要でしたが、NFT発行時にはかからず購入者が払う方法を選択する、もしくはTezosやFLOWを使うことによりガス代を抑えられるので、気軽にNFTを出品できます。
自身のNFTを気軽に出品してみたいという方におすすめです。
SuperRare
公式サイト:https://superrare.com/
決済方法:ETH
アカウント登録:必要なし
ウォレット:MetaMask、Fortmatic、Wallet Connect
執筆時点で購入可能なNFTの最低価格:0.131ETH(約47,185円)〜
SuperRareは、2018年にスタートしたイーサリアムブロックチェーンを基盤とするNFTマーケットプレイスで、デジタルアートを専門的に取り扱っています。
厳しい審査を経て厳選されたクリエイターのみが出品を許されていて、質が高く高価なNFTが多数出品されているのが特徴です。
厳選されたクリエイターのみがNFTを出品できるため、投資目的のNFTマーケットプレイスとしての評価が高くなっています。
また、SuperRareはガバナンストークンのRAREを発行しており、RARE保有者は、サービス内容や運営方法に意見を反映させることができます。
投資目的でNFTの購入を検討中の方におすすめです。
まとめ
今回は、NFTの売買を始めたいけど、どこでNFTの取引ができるのか分からないという方へ向けて、13ヶ所のNFTマーケットプレイスをご紹介しました。
NFTマーケットプレイスには、決済方法が異なっていたり、取り扱うNFTが違ったりと様々な特徴があり、選ぶ際の判断材料になるようなポイントを重点的に掲載していますので、参考にしてみてください。
また、NFTの最低価格をみれば、なんとなくの相場であったり参入障壁が分かると思います。
NFTを全くやったことのないという方は、国内だとCoinchek NFT、海外だとOpenSeaがおすすめです。
それではまた。